郵便局では既に廃止された用語である「特定郵便局」今でも耳にすることが多々ありますので昔話を語る上での
昔の郵便局区分(特定郵便局・無集配普通局)の資料です。
昔の郵便局は規模や業務により名前が付けられていました。
配達の有無
配達を行う郵便局→集配局
配達を行わない郵便局→無集配局
各郵便局の長の区分
特定郵便局長を長とする郵便局→特定局
特定郵便局長を長としない郵便局→普通局
上記の業態と局長の区分により4種類の郵便局表現があり、一般利用者から見た各郵便局の表現は下記の通り
「集配普通局」−配達バイクや輸送トラックの出入りをする大きい郵便局(ただし配達業務がないなら無集配)
「無集配特定局」−住宅街や商店街にある窓口だけある郵便局
「無集配普通局」−ビジネス街やビル内にあり人員が多く窓口規模の大きい郵便局
「集配特定局」−配達バイクや輸送軽四輪の出入りをするが規模の大きくない郵便局
今は上記の区分はされていませんが、昔の名残で用語としての利用は非公式に利用されています。
「本局」という用語同様に一般利用者との会話には都合の良い言葉ですので、当時の無集配普通局も含めて
街の中にある窓口だけの郵便局を指す用語として「トクテーキョク(特定局)」は生き続けています。
15年くらい前の東京都の年末郵便窓口営業時間による区分表示の例