出した郵便(年賀状)を取り戻したい(取戻請求)・あて名を変更したい





 出した後の郵便について、取り戻したい・あて名を変更したいなどの各種請求の方法です。 毎年12月には、
「喪中の通知葉書が来ていた人に年賀状を出してしまった」とか
「年賀状は12月15日出したが、喪中の通知が20日に届いた」
というような理由での出した年賀はがきの配達差し止めの依頼が多く寄せられています。
普段の時期でも
「間違えた請求書を入れて送ってしまった」
「2カ所に出したが相互に入れ間違った」
「現金を入れて出してしまった」
などの理由の方がいます。

注意
請求できるのは本人確認した差出人からのみ可能です。受取人からはできません。
年賀はがきの場合はポストから回収された後は探すことが困難なので配達局で探すことになります。


取扱可能な請求の種別については下記のものがあります。

取戻し請求
┗既に出した郵便等を配達前の場合は差出人に戻すことが出来ます

あて名変更請求
┗既に出した郵便等を返送前の場合はあて名(住所・受取人)の変更が出来ます

代金引換取消請求
┗既に出した代金引換郵便等を配達前なら代金と引き換えずに配達してもらうことができます

代金引換金額変更請求
┗既に出した代金引換郵便等を配達前なら指定した代金を変更して配達してもらうことができます

配達証明請求
┗既に出して配達された一般書留郵便物の配達証明を事後に請求が出来ます

窓口で記載する請求書
請求書(A4用紙)

郵便局によっては独自の請求書または昔使われていたハガキサイズの小さいタイプに記載を求められるかもしれません
下記の画像が現在は利用されていないハガキタイプの請求書です。
(昔は郵便により請求書を送っていたためのハガキのような様式でした)
請求書(ユ07261)

 上記請求書を窓口でもらって記入して提出することにより届けが終わります。
配達前に限りますので、配達日に請求した場合、午前中に窓口に行かないと配達が遅れることになりますので
そのまま配達されてしまいますので請求書は急いで出すことが必要です。
(翌日午前中に配達される速達だと、朝までに請求しないと午前中に配達されます)


取り戻したいと思った場合の流れ
<ポスト投函した直後(取り集め時間前)・または当日>
1.ポスト記載のポスト番号(場所・目標)と取集担当郵便局を確認し電話
┗取り集めをする郵便局は時々変わります
2.ポスト番号(場所・目標)を伝え、郵便物の差出人・宛先や特徴を細かく伝える
┗サイズ(封筒の型名)・色・特殊扱い・貼ってある切手の色や枚数等がわかると探しやすい
3.連絡先を伝えると取集担当者が帰局後に内務担当者が当該郵便物を探し結果の電話が来ます
4.発見された場合、当日中に郵便局窓口に行き「取戻し請求書」を出します
┣発見されなかった場合、配達支店での検索を依頼するのなら当日中に郵便局窓口に行き「取戻し請求書」を出します
┣発見され窓口ですぐに受け取りたい場合は電話のあった郵便局に営業時間内に行きます
┗郵便物記載の差出人住所に返送して欲しい場合は最寄りの郵便局営業時間内の指定された時間まででもかまいません

注意
取集担当者と出会った場合、その場で渡してもらえないので取り戻す郵便があることを伝える
その際、特徴を伝えて別扱いにしてもらうと郵便局の人が探す手間が省ける
┗郵便物の特定をして、内務担当者に手渡ししてもらうようにしてもらう


<窓口に出した場合>
1.出した郵便局を確認し電話
┗営業時間終了後または発送後なら「ポスト投函した場合」に準じます
2.あった場合、当日中に郵便局窓口に行き「取戻し請求書」を出します

注意
第三者による請求を防止するため、サービスレベルに影響のない当日営業時間内の最終発送時間までに
取戻請求書の提出がない場合は、配達郵便局に向けて発送が行われます。連絡があった場合に時間までに
窓口に行けない場合は電話依頼すると同時に窓口に出向きとりあえず書面による請求をするのが賢明です。


<当日窓口終了後または郵便局発送後(翌日以降含む)>
1.配達を担当する郵便局に電話
2.郵便物の差出人・宛先や特徴を細かく伝える
┣記録のある郵便物なら問いあわせ番号と種類。無記録扱いの郵便の場合は、出した場所(ポストor窓口)
┗時間・サイズ(封筒の型名)・色・特殊扱い・貼ってある切手の色や枚数等がわかると探しやすい
3.連絡先を伝えると担当者が当該郵便物を探し結果の電話が来ます
4.発見された場合、すぐに郵便局窓口に行き「取戻し請求書」を出す
┣発見されない場合、配達済である場合はその旨の連絡が来ます
┗翌日以降の調査を希望される場合は「取戻し請求書」を早めに窓口で出します

注意
第三者による請求を防止するため、サービスレベルに影響のない配達日の最終配達準備開始時間までに
取戻請求書の提出がない場合は、配達が行われます。連絡があった場合に時間までに窓口に行けない場合は
電話依頼すると同時に窓口に出向きとりあえず書面による請求をするのが賢明です。


各種請求に関する質問と回答
<取り戻し>
Q:請求の料金はかかりますか?
A:取り戻しの場合、発送前及びゆうパックなら無料。配達局窓口で請求する場合は420円、その他の場所では580円のみかかります。
A:その他の手続きの場合、580円のみかかります。
(料金は変わる場合もあります)

Q:結果的に配達されなかった郵便物の料金は返還されますか?
A:内国郵便については料金返還されません。書留や速達料金もです。

Q:ポスト投函した場合も同様ですか
A:同様です。貼られた切手は消印されてから返送されます。受取人払は未納不足としての料金をもらいます。

Q:着払ゆうパックの場合はどうですか
A:同様です。手数料は無料ですが、運賃はいただきます。

Q:いつまでなら間に合いますか?
A:配達担当者が配達準備するまでなら可能です。

Q:19時以降は郵便局の人が電話に出ないようです
A:19時以降も営業している郵便局ゆうゆう窓口に本人が行き手続きしてください。少ないです

Q:不在通知書が入って配達されていない状況で保管中でも間に合いますか?
A:再配達依頼が出て配達担当者に渡っていないのなら間に合います。

Q:ポスト投函後すぐにポスト取集担当局に電話連絡したのに見つけてもらえませんでした
A:配達局での探索になりますので配達前までに窓口で手続きしていただくことになります。

Q:電話で依頼して発見されたとの電話があったけど、時間までに窓口に行きませんでした
A:本人が請求書を出していないのなら、第三者からのイタズラと判断して配達されます。

Q:年賀状も取り戻し請求できますか?
A:ポスト取集前にポストに取戻がある掲示をするか取集担当者が出発する前に連絡して段取りを
┗付けない場合(取集時間後に連絡した場合)は配達支店での探索依頼になりますので有料になります。


<あて名変更>
Q:局留の受取人の指定を差出人が変更できますか?
A:可能です。オークションなどの個人取引で期限が迫っている場合には次のような方法も可能です
┣1.商品(チケット等)を会場最寄りの郵便局に、受取人を差出人と同じ名前で局留として発送します
┣2.落札されたら引き渡し方法を「局留郵便物の引き取り」として取引を進めます
┣3.入金されたら差出人が「あて名変更」して落札者が局留郵便物を受け取れるようにします
┣4.窓口のみの小規模郵便局の場合は、営業曜日・営業時間に注意してください
┗5.局留から住所宛に配達するようにへの変更も可能です



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