料金不足:差出人過失



 正しい郵便料金分の切手を貼らずにポスト投函をすると料金不足となります。この項目では郵便料金を理解していない
利用者が、郵便窓口には出さず、郵便局の前や路上やコンビニに設置されている郵便差出箱(郵便ポスト)に
必要な料金分の切手を貼らずに投函した郵便物等の取扱について解説します。


2022年現在の、郵便物別の郵便料金の一例(画像参照)
定形の長3封筒に入れた場合の郵便料金パターン
薄いノート厚み0.8cm重さ46グラム:定形94円
目薬(セルメディカR)厚み2.2cm重さ45グラム:定形外[規格内]120円
風邪薬(葛根湯)3.2cm重さ40グラム:定形外[規格外]200円
定形封筒に入れた場合の3パターンの料金


○主な郵便料金不足となる事例
・種別誤認
・サイズ誤認
・条件誤認
・無効な切手利用
・切手ではない証紙・印紙の利用
・過去に販売された葉書・レターパックの利用


個人利用の場合のよくある理由
・郵便料金を把握していない
・定形郵便となる条件を把握していない
・定形外規格内となる条件を把握していない
・「第二種郵便はがき」になる条件を把握していない
・第三種第四種になる条件を把握していない
・厚みは、押さえつけないでスムースにスケールを通過した場合


基本的な大きさの条件
縦は短辺、横は長辺とします

第一種定形
・サイズ最小[縦9.0cm×横14.0cm×厚さ0]、最大[縦12.0cm×横23.5cm×厚さ1.0cm]の表面及び裏面が長方形
・重量50.0gまで
・厚み1.0cmまで(自然な状態)
・材質は紙(透明又は半透明の樹脂製ビニール封筒は切手貼付不可等の条件付き)


第一種定形外規格内
・サイズ直方体として、最小[縦9.0cm×横14.0cm×厚さ0]、最大[縦25.0cm×横34.0cm×厚さ3.0cm]
・重量1000.0gまで
・厚さ3.0cmまで(自然な状態)
円筒形の場合の最少は、[直径3.0cm×長さ14.0cm]
最小サイズの特例として、[縦6cm×横12cm]以上の厚紙又は布製の宛名札を付ければ利用可能

第一種定形外規格外
・サイズ直方体として、最少[縦9.0cm×横14.0cmm×厚さ0]、最大長60.0cm、3辺合計90.0cm
・重量4000.0gまで
・厚みとしての基準はなし[30.0cmの立方体は可能]

第二種郵便はがき
・サイズ長方形として、最小[短辺9.0cm×長辺14.0cm]、最大[短辺10.7cm×長辺15.4cm]
・重量2.0g〜6.0gまで
・材質は紙(日本郵便で販売している郵便葉書と同等)
・色は日本郵便で販売している郵便葉書と同等の薄い色
・「郵便葉書」「POSTCARD」の文字を短辺または長辺の上部の縁に記載

●切手の利用の誤解
昔の切手は銭単位のものがあり、現在利用できるのは円の部分


寄附金付きは「切手の額面+寄付額」として表記されており、利用できるのは+の左の額面のみ

○料金不足になった場合の取扱事例

・郵便窓口に出した場合
不足額を窓口で支払う
a.正しい料金との差額の不足額を支払い窓口端末から発行された証紙を貼られる
b.正しい料金との差額の不足額分の切手を販売され、購入した切手を貼られる
差額の支払い


・郵便ポスト(郵便差出箱)に出した場合
「差出人に返送」または「料金不足(未納不足)として受取人に配達」

「差出人に返送」される場合
差し出し人の過失とされる場合で、下記の全ての条件に当てはまる場合
a.差出人の住所地を配達する集配郵便局で発見された場合
b.貼られた切手がある場合は消印前である場合
c.速達や至急等の急ぎである表示が表面にない

集配局で下記の付箋が貼られ差出人に返送
(返送の際には理由と料金が記載されます)
料金不足で返送


「受取人に料金不足として送られる」場合
「差出人に返送」の条件に合致しない場合は引き受けた郵便局で料金不足額が記載され
受取人の住所地を配達する郵便局に向けて発送・輸送されます
「不足料金受取人払」等、差し出し人の過失ではない意思表示がある場合も同様
差額の支払い
○料金不足郵便の配達

料金不足と判断された場合、99円以下の場合は不足を通知する葉書が付けられ配達されます。
受取人は不足額の切手を通知葉書の裏面に貼って投函するか、窓口で不足額を支払います。
郵便窓口で支払った場合、不足額分の切手が販売され、通知葉書に貼られ管理部署に送られます。
ゆうゆう窓口で支払った場合は、切手の販売ではなく不足額の収納になる場合もあります。

未納不足の通知葉書 未納不足の通知葉書に不足額の切手を貼った例
未納不足通知はがき 未納不足通知はがき切手貼付


・100円以上の場合は配達員に直接支払います。不在時は不在票が投函されます
郵便物に1円も貼られていない場合で郵便料金全額が未納不足の場合も同様にしている場合があります。

料金不足郵便の不在通知票
未納不足の不在票
・料金不足郵便の主な注意事項
配達までにかかる時間の増大

引受郵便局作業
引き受けた郵便局で料金不足として確定すると、返送か発送かの判断といくらの不足かの調査は
通常の業務が終了してから作業しますので、翌日の発送となり1日遅れます

中継郵便局(地域区分局)作業
小型郵便の場合、機械処理か手区分処理かで輸送にかかる日数が異なる場合もあり
料金不足は漏れなく手区分処理となるため、輸送にかかる日数が1〜2日程度多く必要となります

配達郵便局作業
手区分処理で区分される際に未納不足表記された料金不足の郵便物は別に集められ
料金不足の金額又は貼られた切手の有無により、「未納不足の葉書」または「手渡し徴収」の
どちらかで不足額を収納するため、「未納不足の葉書」なら葉書の記載と管理台帳の作成、
「手渡し徴収」の場合は取引管理システムで領収証発行のための帳票を作成、します。
この作業のため配達局到着後に1日程度多く必要となります。

普通の郵便は締切時間までに取り集められた場合、2〜3日後(土日を含む場合は2〜5日後)の配達ですが
上記3つの作業の日数が必要となった場合、6〜7日後の配達が予想されることになります。


返送理由の書かれた付箋を剥がさずに再度ポストに投函した場合。
自宅にも戻ってきた郵便に注意として記載された不足額分の切手を貼ったが、注意書きの付箋を取らない場合
郵便局で取り扱う際に再度料金不足として判断され、また返送される事例があります

○料金不足の事例

・正当料金120円、26円不足(2021年当時)
定形封筒で94円分の切手を貼ったが、厚み制限1.0cmを超えていたため料金不足
料金不足:厚さオーバー

・正当料金205円、123円不足(2015年当時)
定形料金82円分切手を貼ったが、重量150gまでの205円が必要だった
料金不足:重量オーバー

・正当料金120円、36円不足(2021年当時)
封筒で84円分の切手を貼ったが、封筒のサイズが定形より大きいと判断されたため料金不足
料金不足:定形外サイズ扱い1 料金不足:定形外サイズ扱い2


・正当料金94円、10円不足(2021年当時)
定形料金84円分切手を貼ったが、重量50gまでの94円が必要だった
料金不足:重量オーバー

・正当料金140円、58円不足(2019年当時)
定形料金82円分切手を貼ったが、重量100gまでの140円が必要だった
料金不足:重量オーバー


○料金不足の事例 追加

・使用できない切手を貼ると、当然料金不足
切手は、汚損・毀損・欠損しているのは無効です
料金不足:毀損・欠損している切手は無効

・「再差し出し」は再度切手の貼付が必要です
一度出して宛先や宛名の間違い等で返送された場合に、再度出すのなら別途料金の支払いが必要です
料金不足:再差し出し

・正当63円のところ、52円の郵便葉書に10円切手を貼り出したが1円の不足となった
1円不足の不足葉書が付けられ配達されたが、受取人は通知葉書の裏面を活用し受取拒絶をした事例
料金不足の郵便物の受取拒否の場合、差出人に返送時にも不足として通知葉書が添付されます
料金不足:料金不足の受け取り拒否

・古い切手も利用できますが、銭単位は無理です
左は80円切手ですが、右は4円ではなく4銭です
料金不足:銭単位切手利用不可

・返送されない条件の追加
「不足料金着払」等の記載がある場合は、差出人の過失ではないため返送はされません
料金不足:不足料金受取人払


参考資料



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