EMS航空便で可能になったリチウム電池の海外発送方法(国際郵便)2014




 EMSや国際航空小包郵便(スモールパケット含む)でリチウム電池[リチウムイオン電池](リチウムバッテリー[リチウムイオンバッテリー]:LITHIUMION BATTERY PACK)を 使う製品を送る方法について解説いたします。リチウム電池がどのようなタイプであるかにより
送れるかどうかが変わってきます。
リチウム電池は発熱又は発火するおそれがあるものとして航空危険物に指定されています。
リチウム電池(それを取り付けた機器類を含む)を国際郵便で送ることは、万国郵便条約で禁止されていましたが、
同条件の一部改正により平成23年10月から、一定の条件に適合するものは国際郵便での発送が船便に限り可能となりました。
平成25年1月から、一定の条件に適合するものはEMSや国際郵便(航空便)での発送が可能となりました。
これにより一般の郵便局利用者も安価な料金でリチウムバッテリーを含む製品を海外にEMSなどで送れるようになりました。
現在のポータブル機器に欠かせない高効率なバッテリーであるリチウムイオン電池を送りたい需要は少なからずあり、
入っているかどうかもわからずEMSを利用している方も多くいましたが、今後は身近な郵便局から送ることが可能となり
国際郵便利用者の利用者が増えると予想されます
危険物であるリチウムイオン電池を送る場合には安全であることが条件ですので下記に記した条件が必須となっています。

2013年8月より、研修を受けた窓口担当者が引き受ける場合の取り扱い局が全局に拡大されました。これにより
街の小さい郵便局でも研修を受けた窓口担当者がいればリチウム電池の入った条件付き製品を差し出すことが出来るようになりました。

外国宛て航空郵便物によるリチウム電池の全局引受開始
国際郵便条件表の変更について2014年5月29日


概要
全モード−コイン電池(ボタン電池)は制限なく可能
船便−相手国条件及び条件付きで小型製品に限り可能(平成23年10月〜)
航空便・SAL便・EMS−相手国条件及び条件付きで小型製品に限り可能となりました(平成25年1月〜)



2014/04/01郵便料金変更→ 郵便料金値上げ改正に伴う解説と質問回答


1.携帯できる製品に付いているリチウムバッテリー製品を航空便EMSで送る場合
 携帯ゲーム機やデジタルカメラやデジタルビデオカメラやポータブルDVDプレーヤーやノート型パソコンやスマートフォンなど
携帯型電子機器は下記の条件を全て満たしていれば国際航空郵便(EMS)で送ることが可能です。

a.国際航空郵便(EMS)で送付を認めている国であること
「国際航空郵便(EMS)でリチウム電池を取り付けた機器類の送付が可能となる国」の一覧は 国際郵便によるリチウム電池の郵送条件(PDF386kバイト) に掲載されています。
上記の条件PDF作成後にも条件は変更される場合があります、最新情報及び送れる製品については 国際郵便条件表 でご確認ください
主な送付できる国
アメリカ合衆国
インド
インドネシア
英国
オーストラリア
カナダ
韓国(大韓民国)
シンガポール
スウェーデン
スリランカ
タイ
台湾
中国(中華人民共和国)
ニュージーランド
バングラデシュ
フィリピン
ベトナム
ポーランド
香港
マカオ
マレーシア
南アフリカ共和国
ラオス
ロシア
トルコ
ナイジェリア
フランス
など

注意:需要は多いですが以下の国は送れないとされています
スリランカへは送れません
ドイツへは送れません
モンゴルへは送れません
イタリアへは送れません(2013.1.21より)

b.送りたい品物が相手国が輸入を認めている品物であること
国により輸入物品に制限がありますので送りたい品物が制限されているかどうかを事前に 国際郵便条件表 で調べておく必要があります。
また輸出の際に必要な書類も確認しておきましょう。
注意
輸出時に添付する書類がないと通関に時間がかかる場合があったり 明確に書いていない場合は別途書類が必要となる場合があります。
輸入制限の一例
韓国ですと、個人間は携帯電話以外の通信機器は禁制品です。
インドですと、電気製品が禁制品です。


c.機器に取り付けてある又は機器に内蔵されていること
本体に付けるタイプで本体に接続した状態で送る場合は可能ですが、外した状態である場合は 送ることは出来ません。
内蔵されているタイプは特に何もすることはありません。
注意
・機器に取り付け又は内蔵されていること」を理解していない人が多いようです。
新品未開封の電池が本体とは別になって箱に入っている状態は「同梱」と呼ばれますので海外には送れません。
リチウム電池だけ送る場合の「単体」の状態も海外には送れません。
国際郵便で送るためには「内蔵」または「取付(接続された状態)」にしておく必要があります。
送る電子機器は電源がすぐに入るような状態にしておくのと同様にリチウム電池が入っていることが必要です。
従いまして、本体に1個しかバッテリーが入らない場合は予備電池は送れません。


同梱」の画像
国際郵便リチウム電池の送り方(同梱)


取付(接続された状態)」の画像
国際郵便リチウム電池の送り方


d.リチウムの内容量又はワット時定格値等が一定限度内であること
リチウム金属電池の単電池は1グラム以下
リチウム金属電池の組電池(バッテリー)は2グラム以下
リチウムイオン電池の単電池は20ワット時以下
リチウムイオン電池の組電池(バッテリー)は100ワット時以下
電池の重量は5kg以下

一般的に市場に流通している携帯機器のバッテリーは規定された最大値100ワット時以下の 定格値がバッテリーに表示されているのでこの基準に適合します。
電動自転車用バッテリーや蓄電用バッテリーは不可となります。


e.リチウム電池の数量制限内であること
1つの郵便物について、リチウム電池の数量が、最大4個のリチウム単電池又は最大2個の リチウム組電池(バッテリー)であることが数量制限になっています。

よって
単電池1本で動作するデジタルカメラは最大4台まで同時に送れます。
単電池2本で動作するデジタルカメラは最大2台まで同時に送れます。
組電池1個で動作する携帯電話は最大2台まで同時に送れます。


f.業務研修を受けた窓口担当社員が対応してくれる郵便局
2013年8月より全郵便局でも可能となりました(業務研修を受けた窓口担当社員)。


2.携帯しないタイプの製品を送りたい場合
残念ながら郵便では上記条件に合わない、高い容量やボルトのタイプは送れません。
主な送れないバッテリー
家庭用蓄電池
自動車や車いす用のバッテリー


3.小型製品に付いているリチウム電池
腕時計や炊飯器やデスクトップ型パソコンなどについている電源供給をしない時に内部データの保持を目的とした
機器に取り付けられたまたは内蔵されたボタン型のリチウム電池の場合は航空危険物に指定されていせんので
特に制限なく航空便やEMSでも送ることが出来ます。

リチウムボタン電池(CR2032)
国際郵便で送れるリチウムボタン電池

4.リチウム電池を同梱で送ってしまった場合
 リチウム電池を含む小型製品を接続せず同梱して発送した場合は、航空輸送する前のX線検査で判明し返送されます。
返送された場合は郵便局から差出人に電話又は郵便により連絡され返送手続きが行われます

航空輸送禁止
禁止品含有
同梱は不可

EMSで送ることの出来るリチウムバッテリー使用機器の一部

リチウム組電池バッテリー(スマートホン内蔵用3.8V 1230mAh:4.7ワット時)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池

リチウム組電池バッテリー(スマートホンに組み込んだ状態)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池内蔵スマートホン

リチウム組電池バッテリー(携帯電話内蔵用3.8V 770mAh:2.9ワット時)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池(携帯電話内蔵用)

リチウム組電池バッテリー(携帯電話に組み込んだ状態)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池

リチウムバッテリーを使うポータブルDVDプレーヤー
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池(DVDプレーヤー)

リチウム組みバッテリー(ポータブルプレーヤー用7.4V 3600mah:26ワット時)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池

リチウムバッテリー内蔵ゲーム機(nintendoDS 5.2V :1.6ワット時)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池(nintendoDS)

リチウム組電池バッテリー(デジタルカメラ内蔵用7.2V 710mAh:5.1ワット時)
EMS航空便で条件付きで送れるリチウム電池



関連サイト
国際郵便
外国宛て航空郵便物によるリチウム電池の引受開始について



郵便料金値上げ改正に伴う解説と質問回答



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