ペイオフ無縁ゆうちょ銀行なら通帳1冊に何億預けても全額保証で安心(信者)預金保険制度導入
ゆうちょ銀行の総合口座通帳及び通常貯金限度額に特化した解説です。
ゆうちょ銀行の個人利用の場合、1名あたり貯金の上限は2600万円までに制限されています(2019年4月現在)。
そのため総合口座通帳に入れられる貯金は通常貯金1300万円、定額定期1300万円、合計で最大2600万円(別途設定する上限額)となり
その上限額をオーバーする場合は貯金は振替口座(利子の付かない決済用口座:振替貯金)に自動的に入ります。
この仕組みをうまく活用すると、貯金は何億でも入れられ利子も2600万円までは付き全額保証されることになり
1つの口座で通帳1冊だけで生活したいという希望がかなえられます。
なお、この方法は「ゆうちょ信者」向けの方法ですので信者ではない方は他の銀行を活用しましょう。
1名あたり貯金の上限は2016年3月までは1000万円でした。
1名あたり貯金の上限は2019年3月までは1300万円でした。
2019年4月期の変更告知
自動変更対象外の利用者には葉書で通知が送られています
預金保険制度導入により利子の付く普通預金は1000万円まで、決済用預金は全額保護になりましたので
ゆうちょ銀行の場合は、利子の付かない貯金は無条件で全額保護となります。
ゆうちょ信者の考え方
・他の銀行に預けるぐらいならゆうちょ銀行を利用したい
・遠くの大きい銀行店舗より近くにある郵便局で利用したい
・ペイオフは怖いが、融資が焦げ付かないゆうちょ銀行は大丈夫だと信じている
・貯金は何億円か持っている、または何億円か預けるつもりだ(今の目標は1000万円)
・震災で被災したら、近くの店舗まで歩いていき貯金を下ろすつもりである
・面倒なので通帳は1冊で済ませたい
・貯金が安泰なら利子は多くなくても良い
用語解説
郵便局とは
ゆうちょ銀行の代理店業務をやっている日本郵便の店舗です。数の少ないゆうちょ銀行店舗がない地域でも
郵便局の貯金窓口のある地域は多く、ゆうちょ銀行のサービスが受けられます。離島や山奥にも郵便局はあり
銀行のない地域でも銀行の口座が活用できます。ただし、簡易局は郵便業務のみでゆうちょ銀行の業務を
取り扱わない場合もあります。
ペイオフ(預金保護)とは
日本の銀行に預けた場合に、その銀行が破綻した際、預けている貯金が預金保険制度により預金保険機構から
「預金者への保険金の直接支払い(ペイオフ方式)」がされることで、その場合、1つの金融機関1人の預金者あたり
元本1,000万円までと、その利息が対象となります。
そのうち「利息がつかない・いつでも払い戻し請求ができる・振込などの決済サービス利用できる」という
条件を満たしている「決済用預金」は全額保護の対象となるとされています。
融資焦げ付きとは
貸した金が返ってこない場合のことで、銀行としては全額が損になる場合もある。
ゆうちょ信者向けの具体的な活用方法
まずは口座の解説
●総合通帳口座
いわゆる普通預金の口座です。いろいろ出し入れできます。
デザインは3種類有り選択が可能です。総合口座の開設は1人1つに限られます。
総合通帳の後方に印字がされる担保定額・定期貯金
通帳1つ口座1つで定額貯金や定期貯金としてまとめておきたい方に利用されています。
●貯蓄貯金口座
貯蓄用の口座です。自動払い込み等はできませんが、送金したり振り込みしてもらえます。
また、総合口座の通常貯金より利子が多く入ります。総合通帳口座とは別に開設ができます。
2つめの口座(通帳・カード)が面倒なら作らない方が良いです
●自動積立定額定期貯金証書(通帳式)
自動積立定額定期貯金証書(通帳式)です。口座の記号番号はありますが、出し入れできる口座とは違います。
毎月、自動的に定額貯金や定期貯金を利用したい人に利用されています。
この他に証書タイプの定額貯金や定期貯金もあります。
○通常貯金限度額の設定方法
通帳作成時または窓口で上限の変更が可能です。
設定するのは持っている総合口座または貯蓄口座ごとになります。
2つ口座を作った場合は2つあわせて最大1300万円になります。
限度額を設定すると通帳の3ページ目に印字されます。
・通常貯金ご利用の上限額:500万円
・通常貯金ご利用の上限額:110万円
・通常貯金ご利用の上限額:51万1111円
限度額を設定すると、限度額を超えた分は振替貯金に入っていることが通帳に印字されます。
印字は通帳に記帳するたびに行われます。
・通常貯金の上限を60,454円超えた場合(上限額:51万1,111円と設定中)
・通常貯金の上限を3,044,585円超えた場合(上限額:51万1,111円と設定中)
文字数の関係で数字の桁の区切りである「,」がなくなります。
・通常貯金の上限を1,591,741円超えた場合(上限額:500万と設定中)
残高6,591,741円の場合、1,591,741円が振替貯金として(1591741)と記載
ここから下は、限度額1000万時代の記載になっています。
保護される貯金額と利子の付き方
●:青色は上限を超えた利子のつかない保護される貯金です。
●:赤色は上限以内の利子の付く保護される貯金です
パターン1
総合口座の通帳1冊で活用する場合
新規開設時のまだ貯金がない状態
総合口座貯金額0円[通常貯金上限額1000万円]
利子の付く貯金額0円
利子の付かない貯金額0円
保護されない貯金額0円
注意
貯蓄貯金や定額定期貯金を利用する予定がある場合は限度額は1000万円にはしません
総合口座貯金額100万円[通常貯金上限額1000万円]
利子の付く貯金額100万円
利子の付かない貯金額0円
保護されない貯金額0円
注意
限度額が1000万円にしている場合、定額定期貯金を利用する場合は限度額の範囲内に注意します
総合口座貯金額300万円[通常貯金上限額0円]
定額・定期貯金額1000万円
利子の付く貯金額1000万円
利子の付かない貯金額300万円
保護されない貯金額0円
注意
定額・定期貯金に限度額を全て使った場合は、通常貯金の限度額を0円にします
総合口座貯金額4500万円[通常貯金上限額額1000万円]
利子の付く貯金額1000万円
利子の付かない貯金額3500万円
保護されない貯金額0円
注意
通常貯金の限度額を超えた分には利子はつきません
パターン2
総合口座の通帳と貯蓄貯金の2冊で活用する場合
総合口座貯金額50万円[通常貯金上限額100万円]
貯蓄口座貯金額100万円[通常貯金上限額300万円]
定額定期貯金600万円
利子の付く貯金額750万円
利子の付かない貯金額0円
保護されない貯金額0円
注意
定額・定期貯金を利用している場合は、上限1000万円との差額が、総合及び貯蓄貯金の限度額の合計になります。
定額・定期貯金を増やした場合は、通常貯金の限度額に達していなくても上限を超えることがあるので注意します。
総合口座貯金額400万円[通常貯金上限額100万円]
貯蓄口座貯金額450万円[通常貯金上限額300万円]
定額定期貯金600万円
利子の付く貯金額1000万円
利子の付かない貯金額450万円
保護されない貯金額0円
注意
定額・定期貯金を利用している場合は、上限1000万円との差額が、総合及び貯蓄貯金の限度額の合計になります。
定額・定期貯金を増やしたい場合は、総合及び貯蓄貯金の上限額を引き下げる必要があります。
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