郵便物の配達を差し出し時に事前に指定した日及び時間帯に配達して欲しい場合の方法です。
配達日だけを指定する「配達日指定郵便」と、配達日と配達時間帯の両方を指定する「配達時間帯指定郵便」
の2種類があります。利用条件が違いますので使い分けてみてください。
元日配達のお年玉、元日午前中配達の「元旦のお年玉」、の利用も可能となりました(現金書留に指定を付加します)。
○お年玉の元日指定(元日は祝日のため指定日料金は休日料金になります)
2023年の場合
現金書留郵便の解説はこちら
○配達日指定郵便
郵便物を出す日(夕方の締切時間までに窓口に出して、配達予定日が翌々日または3日後になる地域宛ての場合)
の3日後を1日目として10日目までの指定した日に配達してもらえます。
(書留または特定記録で配達予定日が翌日の地域の場合は、2日後の指定日は可能)2021.10改正
翌日配達になっては困る場合やイベント日(バレンタインデー)や
受験の受付開始日を指定する場合に利用される場合や、何らかの事情で配達までの日数が遅れてしまう場合の
回避を目的とした場合の安い方法としても利用されています。
同じ文書を日本全国の人に伝えるために配達日に差が出ないように配慮している企業やファンクラブも利用しています。
不在になると再配達を依頼しない受取人に対して、在宅日を指定したい利用者(司法機関)にも好評です。
1月1日を配達日として現金書留で「お年玉」を送りたい場合は、12月21日〜30日の夕方までに郵便局窓口から
「1月1日の指定日」として送ることになります。
普通に出して翌日の配達になる地域宛の書留は2日後を指定とすることは可能になります
利用できる郵便物等
手紙・葉書・定型外郵便・現金書留・ゆうメール
料金(基本料金に加算されます)<郵便料金は適時改正されます>
・郵便物に付加する場合2020年1月現在
平日(月〜金で祝日ではない場合)−32円
土曜日・日曜日・祝日−210円
・荷物(ゆうメール)に付加する場合
一律52円
利用したい場合は、窓口で指定したい日を伝え、指定が可能な日であれば下記のシールが貼られ
料金の精算が行われます。
「配達日指定郵便」についての質問と回答
Q:どの種別への付加が可能ですか?
A:定形郵便物・定形外郵便物、郵便書簡(第一種郵便物)
はがき(第二種郵便物)
点字郵便物・特定録音物等郵便物(第四種郵便物)
上記の種類に限り可能です。
(荷物類については個人の出す「基本運賃のゆうメール」と、契約者の出す「契約運賃のゆうパケット」に限ります)
Q:特殊取扱の付加は可能ですか?
A:書留、配達証明、内容証明(点字内容証明を除きます。)、特定記録、代金引換は可能です
Q:併用できない特殊取扱や付加できない郵便物の種類はありますか?
A:「速達」「着払」との併用や、「配達時間帯指定郵便」や「新特急郵便」や「年賀特別郵便」への付加は無理です
Q:ゆうパックに付けられますか?
A:ゆうパックには無料の「配達希望日サービス」がありますので、配達日指定郵便は付加できません
Q:年末年始には指定できない期間はありますか?
A:平成15年の「配達希望日サービス」開始時に、配達指定日の年末年始制限は撤廃されました。
Q:「平日」「土曜日・日曜又は休日」の違いは?
A:「土曜日」「日曜日」「振替休日」「祝日」を「土曜日・日曜又は休日」と表現しています。郵便の休配日とは異なります。
よって、元日指定は「土曜日・日曜又は休日」料金、1月2日指定は土曜・日曜または振替休日ではないのなら「平日」料金となります。
Q:2020年改正について?
A:新仕様シールへの全面改正及び、貼り付け位置についてのお願いが2020年12月に出されました
○配達時間帯指定郵便
配達時間帯指定郵便の商品解説と締切時間や取扱地域の具体例についてお知らせします。
1月1日午前中を配達日及び時間帯指定として現金書留で「お年玉」を送りたい場合は、下記のサービスレベル基準日の
締切時間までに郵便局窓口から「1月1日の午前中」として送ることになります。
東京23区内同士であれば12月30日夕方の締切時間以降、12月31日の夕方の締切時間までに差し出します。
窓口に締め切り時間までに出せば、速達のサービスレベルを基準とした一番速い時間帯から
連続した3つの時間帯の中から1つ指定できます。指定できる時間帯は下記の3つになります。
▽午前(08:00〜12:00)
▽午後(12:00〜17:00)
▽夜間(17:00〜21:00)
サービスレベルにより翌日午前中・翌日午後・翌日夜間の指定ができない地域はあります。
商品告知チラシ開始当時配布していました(現在とは料金が異なります)
・「配達時間帯指定郵便」チラシ(表面100kb)
・「配達時間帯指定郵便」チラシ(裏面100kb)
サービスレベル別、配達時間帯指定郵便の指定可能時間帯
(翌日午前中の指定できる地域宛には、翌々午前中の指定はできません)
●配達時間帯指定郵便の主な概要
配達可能地域
全国(配達時間帯指定郵便を取り扱わない地域を除く)
付加できる郵便物
・第一種郵便物(はがき・第三種・第四種・郵便書簡やゆうメール・ゆうパックは対象外)
付加できる特殊扱い
・一般書留(その他のオプションの追加不可)
・現金書留(その他のオプションの追加不可)
※上記以外(簡易書留・受取人払など)は不可です
配達方法
・普通扱い−原則対面で受領印等なくお渡し。不在の場合、受け箱投函。入らない場合は不在通知書。
・書留扱い−配達時に印刷した配達証に対面で印鑑またはフルネーム署名をいただいてお渡し。不在の場合は不在通知書。
締切時間
東京23区の場合、締切時間により集配する大きめ郵便局の窓口の場合
・午前発送締切基準
・午後発送締切基準
・翌日午前発送締切基準
の各基準時間により指定できる時間帯が異なります(具体的な締切時間については各郵便局で実情に合わせ設定してます)。
(小さい郵便局に午前11時に出しても午後の基準になります)
配達時間帯指定郵便がお得な場合
速達+特定記録とするよりお得な場合があります
ただし、速達のサービスレベルでの指定が必要なので
東京23区窓口から平日19時以降(具体的な締切時間は局による)に出す場合など、速達のサービスレベルより実際には
早く届く場合は利用すると遅くなるので使い分ける必要があります。
例:6月1日20時に東京23区窓口から東京23区宛に出した場合
速達は一番早い輸送がされるため6月2日午前中の配達となる見込みですが
配達時間帯指定郵便で指定できるのはサービスレベル基準のため6月3日の午前中以降となる見込みです