年賀状を元旦に配達してもらう方法(1月1日に届くにはどうするか)






 12月15日より年賀特別郵便の引受が開始されました。
毎年「年賀状が1月1日に届く(配達してもらう)ためには、何日のいつまでに投函(差出)すればいいか」
「年賀状はいつまでに出せば元旦につきますか?」という質問の依頼が寄せられます。
公式的な案内では25日までに窓口又はポスト投函された年賀はがき(年賀特別郵便扱いを希望する
定形郵便物・郵便書簡・通常葉書を含む、以下同)は元旦まで配達を保留し翌年1月1日に配達をし、
28日までに窓口又はポスト投函された年賀はがきは極力翌年1月1日の配達に間に合うよう努力し、
29日以降に窓口又はポスト投函された年賀はがきは翌年1月の早い時期に配達できるようにしています。
郵便局では短期間に大量の年賀はがきが差し出されることに備え、局長から任命された年賀担当者を
筆頭に特別な輸送体制・年賀担当短期アルバイトの雇用・年賀用書状区分機の増配備とフル稼動で
元旦配達になるよう努力しています。
 この項目では、差出人ができる年賀はがきの元旦配達に向けての協力できる内容について記しています。
25日を過ぎたけど元旦配達を強く希望する場合に普通に年賀はがきとして出すと「可能な限り努力します」
としか言えませんが、「元旦に配達します」「明日の1月1日に配達します」「記録付で配達します」で
より確実な配達を希望する方に向けての方法を提案いたします。

年賀はがきは大量の郵便物を効率的に仕分け作業等するために普通の郵便とは違う方法で区分運送を
していますので、普通の郵便のような局間輸送を含む場合は翌日配達は不可能となっています。

送達に日数がかかり結果的に元旦配達にならない可能性が高くなる葉書の特徴
・指定した番号枠に郵便番号を書かない(間違えて書く・変な字で書く、等を含む)
・住所(町名・建物名称・部屋番号)を明確に書かない
・普段郵便が届く名前を使っていない(あだ名・PN等)
・異物を貼り付けていたり加工して曲がったり湾曲している
・規定違反(透明・打ち抜き・長方形ではない、等)の加工をしている


●元旦配達に向けて協力していただきたいこと
☆宛先は7桁の郵便番号・住所は都道府県から省略せずに記載を
┣共同住宅名や部屋番号も省略せず正しく書いた方が確実です
┗宛名は普段郵便の届く名前で書きます。詳しくはこんな年賀状は届かない(ペンネーム・同居・HN・住所省略・差出人不明)

☆受取人さんが転居していないか確認を
┣年賀はがきの宛名印刷のため昨年と同じ住所録を利用していると昨年と同じ送り先が印刷されます
┣今年の1月に届いた年賀状で転居されている方はいなかったでしょうか
┗転居されている方の旧住所に送ると転送する工程があるため元旦に間に合わなくなる場合があります

☆郵便番号は赤枠の中に入るように、そして誰でも読める字で記載を
┣大量の年賀はがきは書状区分機で郵便番号を読みとって高速仕分けいたします
機械でも人の目でも読めるような書体と書き方(色は黒か青)でお願いします
┣パソコン印字で赤枠とぶつかるのは大丈夫ですか1枠分ずれるのはずれたまま読みとられます
┗「1550031(東京都世田谷区)」が1桁左にずれた場合、「550大阪府」に輸送されます。

☆まとめて差し出す場合は輪ゴムでまとめてください
┣郵便差出箱(ポスト)に投函された年賀はがきは書状区分機で高速読み取りされます
┣そのためには表裏と上下を揃える作業が必要となりますがバラで大量にあると時間がかかります
┣時間短縮のため数枚以上同時に出す場合は表裏上下揃えて輪ゴムで把束してから投函願います
┣切手を貼った年賀葉書と切手を貼らない葉書は別にまとめていただきたいです
┣紐による把束は引っ張れば解ける結び方にしていただき、固結びはお避けください
┗紙で包んだり封筒に入れると手間になりますので袋に入れるのは雨の日だけにしてください

☆街の郵便差出箱(ポスト)に入れるのなら年賀用口へ
┣15日から2口ポストは左側の小さい投入口の「年賀はがき」と右の「それ以外」に分けられます
┗年賀はがきは輪ゴムでまとめた後、左の投函口に入れてください

☆方面表示用紙の活用のお願い
┣年賀はがきを自宅近くの窓口で購入した場合は方面表示の小さな紙が渡された方も多いと思います
┣自宅の近くの人に出される率がある程度有るため、表示の郵便番号ごとに分けていただきたいです
┣書状区分機が大きくなったため「東京都内」のように分ける必要はないです
┗「自行政地域」及び「それ以外」に分け、「自行政区」のみに表示を付けてください

☆お年玉付き年賀はがき以外を利用して年賀扱いにする場合の表示を明確に
┣販売しているお年玉付き年賀はがきは目立つように作られているので大丈夫ですが
┣年賀封書や郵便書簡や通常はがきを使う場合は明確な表示が必要です
┣具体的には切手又は料額印面表示の下部(葉書の上から7cmぐらい下)に1cm角ぐらいの大きさで
┣「年賀」と太さ1mmくらいの字で明確にわかるような表示が推奨されています
┣料額印面のすぐしたにボールペンで書いただけでは消印したらわかりにくくなります
表示に気づかなかった場合は投函後1〜2日後に配達される可能性があります

☆別納で出す場合は「年賀別納印」か明確な「年賀」表示を
┣毎年凝ったデザインで私製の年賀郵便物を出される方が多くいますが注意が必要です
┣赤系統のデザインでなく、別納表示も年賀関係のデザインを使わない場合や
┣「年賀」の表示が1cm以下であったり線の太さが1mm以下だったり赤色でない場合などは見逃されやすいです
┣「年賀」と明確にわかるような表示のデザインで作成するのが難しい場合は
┣差出時に集荷担当者または窓口担当者に念を押してください
表示に気づかなかった場合は投函後1〜2日後に配達される可能性があります

☆余計な物をつけない
┣葉書には紙を薄く密着させれば52円として送ることは可能です
┣しかし、凝った折り紙や造花のようなものを貼り付けるのは無理があります
┣機械処理できずに遅れる原因にもなりますので密着しないのはご遠慮ください
┗キラキラ光る粉のペンや、盛りあがるペンも過度の使用は避けましょう

☆加工しない
┣葉書の原形を大きく変えると郵便葉書料金では送れなくなります
┣販売しているお年玉付き年賀はがきの周囲をギザギザにすると定形外郵便になります
┣私製葉書の場合はギザギザが2mm以下のギザ付き葉書は郵便葉書料金で送れます
┗紙の中心部に円形やアルファベットや「202x」という数字でくりぬいた場合も郵便葉書料金では送れません



●12月26日以降31日までに出す場合で元旦配達の希望には
☆配達局に出す
┣30日の夕方までに配達する郵便局の窓口にその郵便局が配達する地域宛てであることを明示するか
┣または担当者に伝えて年賀はがきを出すか、その配達局管内の窓口のみの郵便局もしくは街のポストに
┣方面表示用紙を付けて取集担当郵便局と配達局が同じであることを明示して出せば元旦配達になる見込みです
┗窓口のみの小さな郵便局の最終営業日は2021年については12/30(水)です 年末郵便窓口営業日

 それ以降に出す場合には、「年賀郵便」として輸送されるのであれば、「一般郵便」として輸送されるのとは違い
夕方までに出して翌日配達になることは、配達を担当する郵便局の窓口に直接依頼するしかないです。
また、年賀郵便は多くの年賀郵便物を効率よく区分運送するため「一般郵便」とは違う流れがあります。
そのため配達までの時間が多くかかります。

どの程度の差が出るか
ポストに入れる場合、窓口に出す場合と比較して+0.5〜1日程度
配達局に直接出さない場合、配達局に出す場合と比較して+0.5〜1日程度
取り揃えだけやる郵便局のエリアに出す場合、発送業務をする局に出す場合と比較して+0.5〜1日程度
機械で読めない書き方や形態や形状である場合、+0.5〜1日程度
年賀郵便が配達されるまでの流れ図説
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┃      差    出    人    様        ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
   ↓         ↓      ↓      ↓
   ↓         ↓      ↓      ↓
┏━━━━━━┓┏━━━━━━┓┏━━━━━━┓┏━━━━━━┓
┃小さい郵便局┃┃街中のポスト┃┃小さい郵便局┃┃街中のポスト┃
┗━━━━━━┛┗━━━━━━┛┗━━━━━━┛┗━━━━━━┛
   ↓         ↓      ↓      ↓
   ↓         ↓      ↓      ↓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓↓      ↓
┃大きい郵便局(集配局)年賀発送非取扱┃↓      ↓
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛↓      ↓
         ↓          ↓      ↓
         ↓          ↓      ↓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃年賀郵便物発送業務担当集配郵便局              ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                ↓
                ↓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃差出人側の地域を統括する輸送担当の郵便局          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ↓             ↓
         ↓             ↓
┏━━━━━━━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃   ト ラ ッ ク    ┃┃  トラック&航空機    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━━━━┛
         ↓             ↓
         ↓             ↓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃受取人側の地域を統括する輸送担当の郵便局          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                ↓
                ↓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃受取人のエリアを配達する道順組立をする区分機のある郵便局  ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                ↓ 
                ↓ 
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃受取人のエリアを配達する配達担当者のいる郵便局       ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                ↓                  
                ↓                 
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃      受    取    人     様       ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                
☆特殊取扱:配達日指定で送る
┣普通に出して翌日に届く地域宛なら30日の夕方までに窓口から配達日指定の特殊扱いで
┣年賀はがきを配達指定日の葉書として発送すれば元旦配達になります
┣特殊扱いですので確率は極めて高くなります
┣航空機の欠航が続けば無理になる場合があります
┗特殊取扱としたことは受取人にも明確にわかります

☆特殊取扱:速達で送る
┣普通に出して翌日に届く地域宛なら31日の夕方までに窓口から速達の特殊扱いで
┣年賀はがきを速達の葉書として発送すれば元旦配達になります
┣特殊扱いですので確率は極めて高くなります
┣航空機の欠航が続けば無理になる場合があります
┣遠距離(東京からだと北海道・九州・沖縄宛)の場合は元旦の午後の配達となります
┣30日に速達として出すと31日に配達される場合があります
┗特殊取扱としたことは受取人にも明確にわかります


●記録付きで出したい場合
・特殊扱い:特定記録で送る
┣特定記録で出せば配達時に投函データが配達員の端末により記録されます
┣ただし、元旦は祝日ですので配達日指定+特定記録もしくは速達+特定記録として
┣差し出した方が確実になります
┗出せる日(締切日)は上記特殊取扱の場合と同様になります

最終手段: 受取人に特別扱いで送ったように知られないで限りなく元旦以降に早く届けて欲しい場合。

配達局に出すのが一番早い方法ではありますが、自分で直接配達局に出しにいくことは遠いので無理。
しかしながら年賀の普通の輸送体制では自分の年賀郵便だけ特別扱いはできないので遅くなってしまう。
そのような場合に利用されるのが郵頼による方法です。
郵頼とは、郵便により依頼するということで郵趣家は様々な依頼をしてきます。
その方法を応用して配達して欲しいという依頼をします。


用意する物
・配達して欲しい年賀葉書
・封筒
・依頼文書

・配達して欲しい年賀葉書
がんばって作ってください。差出人の記載はお忘れなく

・封筒
郵便番号は、その配達先を担当する郵便局の郵便番号にします。
宛先は検索して出てきた表記の郵便局の配達部署にします。
宛先の他に、何が入っているかとどうしてほしいかを記載します。

よくわからない場合は
郵便番号→配達を希望する年賀葉書の宛先
宛先→検索して出てきた郵便局
部署→集配営業部 XXX-XXXXの配達担当者様
追加→「至急開披」「配達依頼年賀郵便物在中」

・依頼文書
急いで配達して欲しい旨の文言をかいてください

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○○郵便局 集配営業部 XXX-XXXXの配達担当者様

 同封の年賀葉書を至急配達いただきたいです
本来時間に余裕を持って出すべきだったのですが遅れてしまいました
普通に出すと2〜3日かかるということなのでどうしたらいいかと
悩んでいたところネットで直送すれば1日でも早くなるという方法を知りました

消印の希望はありません
特別な配達方法を希望しているわけではありません
同封の年賀を1月1日以降すみやかに配達していただきたいと言うことでございます
管理者の方にお読みいただいていましたら、配達担当者にお渡しください
○谷×夫
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依頼文書になれている人はもって丁寧にしてください


あとは、封筒に入れて速達で郵便局窓口から出すことです。
急ぎですから郵便局まで行ってください。ポストに入れると遅くなります。
郵便料金は送付する封筒代が当然かかります。

速達にしないと普通の手紙同様に2〜3日かかる場合があり意味がないです。
休み明けに総務担当が見るまで気づかれない場合があります。


この方法は最終手段ですので、可能な限り余裕持って出してください。
この方法は昔からある「郵頼」の方法を応用したものであり郵便局が案内している方法ではないです。
郵便局に電話しても「普通にお出しいただければ届きます」としか案内はされません。


配達郵便局の調べ方。
一番確実なのは、郵便番号簿の一覧をみてください。番号簿は郵便局にあります。
郵便番号簿

日数検索サイトで 7桁の郵便番号を入力して郵便局調べて出てきます。
ここで出てくるのはその配達先を担当する事務担当の郵便局です。
わからない場合は 「XXX-XXXX○○県××市▲▲町を配達する郵便局」とだけ書いてください


注意
田舎の配達を担当する郵便局は検索で出てくる事務担当局と違いますので
明確に書かないと行き違いが生じる場合があります。
最終的にその7桁を配達する郵便局の配達担当者と同じフロアにいる責任者に開封していただければ
目的は達成されるので上記の書き方で何とかなることを期待することになります。



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