UGX・EMS・国際小包・小形包装物、荷物を郵便局から外国に送る方法選択






 国際郵便で荷物を送る方法とモード選択について簡単に解説いたします。
基本的な種類・送り方の方法(モード)・付加できる特殊取扱について記します。
国により最大サイズ・重量・利用できるかどうかが違いますので 国際郵便条件表で先に調べてください。

国際郵便を利用する際は、どの方法(◎から選択)で→どのモード(●から選択)を利用して
→どの追加特殊取扱を追加して(☆から選択)、送るかを事前に決めます。
EMSは一番速い方法として決められており、取扱について変更や追加は出来ません。
また、相手国にある荷物の指図は一切日本からは出来ませんので利用者から配達会社に電話して相談していただきます。


荷物発送方法の選択
項目 手紙扱い小形包装物
印刷物
国際小包EMSUGX
名称  LETTERSMALL PACKET
PRINTED MATTER
PARCEL国際スピード郵便ゆうグローバル
エクスプレス
送れる国 全世界全世界全世界120以上の国49の国
送れる最大長さ 60cm60cm1.05mまたは1.5m1.05mまたは1.5mまたは1.8m1.5m
送れる最大サイズ 3辺合計90cm3辺合計90cm長さ+(高さ+幅)x2=
2mまたは3m
長さ+(高さ+幅)x2=
2mまたは2.75mまたは3m
長さ+(高さ+幅)x2=
3m
送れる最大重量 2kg2kg(小形包装物)
5kg(印刷物)
20kgまたは30kg20kgまたは30kg30kg
送れるモード 航空便
船便
航空便
SAL便
船便
航空便
SAL便
船便
航空便航空便
運賃算定基準 地帯と重量地帯と重量地帯と重量地帯と重量地域と重量と容積
基本補償 なしなし重量によりあり2万円まで1万円まで
追加補償 書留
保険付き
書留保険付き損害賠償最大200万損害賠償最大200万
追加オプション 速達
受取通知
速達
受取通知
速達  
あて名記載 郵便物直接記載
または書留ラベル
郵便物直接記載
または書留ラベル
国際小包ラベル
または印刷
EMSラベル
または印刷
パソコン印刷
配達担当者 相手国の郵便事業体相手国の郵便事業体相手国の郵便事業体相手国のEMS配達会社提携会社
相手国荷物指図 あて名変更
取り戻し
あて名変更
取り戻し
あて名変更
取り戻し
全て不可あて名変更
取り戻し
転送
関税支払い 受取人受取人受取人受取人関税元払い
関税着払い
リチウム電池 非危険物の組み込み非危険物の組み込み
(小形包装物)
非危険物の組み込み非危険物の組み込み非危険物
公式サイト 手紙 小形包装物
印刷物
国際小包 EMS UGX
注意事項
国単位で「取り扱い停止」にしてある場合はあります
国際小包・EMSについては、サイズ制限・重量制限は国により異なります
書留・保険付きは送る相手国及び発送方法により異なります
SAL便は取り扱いできない国も多いです
相手国規制のため内容品により送れない国があります
荷物指図は相手国によりできない場合があります
損害賠償は実損額に限られ、金額は差し出しの伝票に記載した金額と実損額認定資料を基に郵便局が決めます
UGX以外の場合、リチウム電池は接続に限られリチウム電池シールを貼る必要のある同梱・単体は利用できません
EMSでリチウム電池利用製品の発送方法

EMS公式サイト
EMS国別サイズ重量制限一覧
EMSお問い合わせ質問と回答
EMS料金一覧
      


種類

◆EMS
最大サイズ−横周(縦と横の合計の2倍)に長さを足したサイズが300cm
最大重量−30kg(国による)
料金−900円〜
簡単な解説
最優先の国際郵便サービス。
追跡できる国も多い。
手紙と物品を同時に送れます。
基本運賃で2万円までの実損額による補償がある(追加料金お支払いにより最大200万円まで)。
品物や書類を安く早く送るのに適しており、小さい品物であれば無料の梱包資材も用意されています。
貴重品は送れません。
送る国によりインボイスが必要となります。
最大長は国により、1.05m〜1.8mに決められている。
長さ+横周の最大長は国により、2.0m〜3.0mに決められている。
最大重量は国により、20kgまたは30kgに決められている。
書類用EMSラベルまたは物品用EMSラベルを詳細に書いていただきます。
リチウム電池は本体に組み込みした非危険物扱いなら可能となる国も多い。

公式リンク
EMS(国際スピード郵便)
EMS料金表


◎国際小包
最大サイズ−縦と横の合計の2倍に長さを足したサイズが300cm(国による)
最大重量−30kg(国による)
料金−1500円〜
簡単な解説
EMSほど急ぎではないが物品を送るための方法。
基本運賃で重量により実損額(5kgまでは1万円程度)による補償がある
(別途追加料金お支払いにより保険付きとすることにより最大200万円まで)。
貴重品(現金・宝石など)は保険付きとすることにより送れる国がある。
最大長は国により、1.05m〜1.5mに決められている。
長さ+横周の最大長は国により、1.8m〜3.0mに決められている。
最大重量は国により、20kgまたは30kgに決められている。
国際小包ラベルを詳細に書いていただきます。
手紙を入れられるようになりました。
実損額補償額
5kgまで 11,160円
10kgまで 15,170円
15kgまで 19,190円
20kgまで 23,200円
25kgまで 27,220円
30kgまで 31,230円


公式リンク
国際小包
国際小包料金表


◎書状(手紙)
最大サイズ−長さ+幅+厚さが90cmまで(最大長60cm)の長方形
最大重量−2kgまで
料金−90円〜
簡単な解説
表示は「LETTER」(省略可能)。
特定の人に宛てた通信文を内容とする信書を送る方法です。
定形は50gまで。重さ・サイズが定形を超えれば定形外となる。
物品を同時に送る場合は、税関告知書(CN22)の記載が必要です。
現金や貴重品は、書留とした書状や保険付きとした書状で送ることが認められた国があります。
グリーティングカードは定形外サイズでも安く送れます。
SAL便は不可。
日本国内とは違い、最大重量は2kgまでとなっている。

公式リンク
手紙
通常郵便物料金表


◎印刷物
最大サイズ−長さ+幅+厚さが90cmまで(最大長60cm)
最大重量−5kgまで
料金−70円〜
簡単な解説
表示は「PRINTED MATTER」。信書を送ることは不可。
印刷された内容品を書状より安く送れる方法です。
開封(容易に開けられるようにしてあること。一部開封不可、ホチキス利用不可)とします。
書籍と冊子のみの場合は密封可能(BOOKONLY等の記載推奨)です。
国により2kgまでの場合があります。
国内のゆうメールとは違い、印刷物なら綴じてなくてもokですが、DVDなどの電磁的記録媒体は不可です。
相手の国で住所や名前が違う場合や、不在等の保管になり一定期間保管後に受取人からの請求がなかった場合に
配達不能のため印刷物の差出元への返送は、差出人が名あて国において通用する言語による郵便物面上の記載で
「返送を請求する」と明確に記載していない場合は、書留等にしていないのなら返送されません。

公式リンク
印刷物(雑誌・本)
通常郵便物料金表


◎小形包装物
最大サイズ−長さ+幅+厚さが90cmまで(最大長60cm)
最大重量−2kgまで
料金−120円〜
簡単な解説
表示は「SMALLPACKET」。
手紙はいれられません。
小型物品の輸送を目的とした方法です。
物品を送る場合は、税関告知書(CN22)の記載が必要です。
300SDR以上の品物が入っている場合はCN22の上部と税関告知書(CN23)の添付が必要です。
郵便局窓口に出していただきます。

公式リンク
小形包装物
通常郵便物料金表

◆UGX
最大サイズ−横周(縦と横の合計の2倍)に長さを足したサイズが300cm
最大重量−30kg
料金−4600円〜
簡単な解説
郵便局では今まで取り扱っていなかった国際宅配便サービス(2014年10月開始)。
相手国内の荷物の指示が出来たり、関税元払いができたりと相手国に頼らないサービスが可能。
伝票についてはパソコンで打ち出す方式を採用。
リチウム電池(単体・同梱)は航空貨物として送れる非危険物扱い可能な品物なら可能、
国内の航空輸送できるリチウム電池条件と同等の「リチウム電池取扱ラベル」を貼る。詳細は 国際宅配便:リチウム電池送付条件

公式リンク
UGX(ゆうグローバルエクスプレス)
UGX料金表


送り方の方法(モード)

●航空便
簡単な解説
表示は「Air」「PARAVION」。
詰め込まれるフライトコンテナ輸送のため梱包には耐久力のある方法が必須です。

公式リンク
発送方法の比較


●エコノミー航空(SAL)便
簡単な解説
表示は「SAL」。
フライトコンテナ積載に余裕のある日まで時間がかかるため2〜3週間かかります。
詰め込まれるフライトコンテナ輸送のため梱包には耐久力のある方法が必須です。

公式リンク
エコノミー航空(SAL)便について


●船便
簡単な解説
表示は「SURFACE」。
日本からは川崎港からのみ発送されています。
地域によっては2〜3ヶ月かかることもあり台風の季節は更に遅れます。
長期間の国際輸送のため梱包には耐久力のある方法が必須です。

公式リンク
発送方法の比較


特殊取扱
国際郵便特殊取り扱い料金

☆書留
料金−通常郵便料金+410円
簡単な解説
表示は「REGISTERD」。
普通扱いでは補償のない通常郵便物等に付加し、亡失等のあった場合に損害賠償がされます。
損害賠償は最大6000円ですのでそれ以上を希望の場合は保険付きとします。
現金や貴重品は、書留とした書状や保険付きとした書状で送ることが認められた国があります。
追跡のない方法で送る場合に追跡したい場合は書留を付加することになります。

公式リンク
国際書留郵便


☆保険付き
料金−小包は2万円までで400円加算(追加2万円ごとに50円)。郵便は460円加算。
簡単な解説
表示は「VD」。
取扱が可能な国に高額な品物又は補償が必要な物を送るために使われます。
現金や貴重品は、書留とした書状や保険付きとした書状で送ることが認められた国があります。
包装には輸送中に壊れない梱包が必須で、差出人による封かん表示が必要なほか 差し出しできる郵便局が限られています。

郵便物の場合
内容品についてCN22.CN23の貼り付け又は添付が必要です。
郵便物に記載したあて名の訂正は出来ません。
総重量・保険金額(日本円)・保険金額(SDR換算額)を記載しますが訂正は出来ません。
繋がった切手は貼れません。
封筒の場合は1枚の紙で作成された透けることのない輸送に耐えられるしっかりしたものである必要があります。
封じ目(紙と紙がくっついている部分)には印鑑かサインをし、セロテープで貼ります。
いろいろ面倒なのでラベル使用推奨です。詳しくは郵便窓口で聞いてください。

公式リンク
国際保険付き郵便


☆速達
料金−国際小包は450円追加。郵便は260円追加
簡単な解説
表示は「EXPRESS」。
配達局に到着後、特別の配達員により素早く配達されます。

公式リンク
速達


☆受取通知
料金−290円
簡単な解説
表示は「A.R」。
書留とした通常郵便物や保険付き書状などに付加することにより
受取人に配達された際、受領のサインをいただき発送されてきます。
受取通知用紙には返送先の住所を記載し郵便物に添付してもらいます。

公式リンク
受取通知


国際郵便(物品)の出し方

1.相手国に送れる品物かどうか確認します
2.輸送に耐えられるしっかりした梱包にします。(上に数十キロの荷重がかかります)
3.送り方に合わせた宛名記載をします(国際小包・EMSは伝票、その他は直書き)。
4.伝票利用でも剥離対策として、直書きや中に宛先や差出人の表記のある紙を入れるのが無難です
5.伝票利用以外なら税関告知書(CN22)をルールに沿った記載をします
6.内容品が20万円を超える場合(200,001円以上)は通関委任状も記載します

なお、内容品を偽る・価格や内容品を記載しない、などは無申告通関という脱税や関税法違反になります。
このことを世間では「密輸」といい発見されれば内容品は没収や行為者が処罰や逮捕される場合もあります。
品物そのものが輸出入(外国との物品のやりとりの行為)できない品物も多々あります。


CN22の記載方法のレクチャー
税関告知書CN22の書き方レクチャー

国際郵便(物品)の料金比較

国際郵便には地帯別により5エリアに分けられ種別モードごとに料金が設定されています。

料金地帯分類による世界のエリア分け
通常郵便地帯
国際小包地帯
EMS地帯 2−12−2
エリア東アジア東南アジア
西南アジア
オセアニア・北米
中米・中近東
ヨーロッパ南米・
アフリカ
主な国名 中国
韓国
台湾
フィリピン
香港
マカオ
グアム
サイパン
モンゴル
インド
インドネシア
シンガポール
スリランカ
タイ
ベトナム
マレーシア
米国
カナダ
メキシコ
キューバ
オーストラリア
ニュージーランド
アラブ首長国連邦
サウジアラビア
トルコ
英国
イタリア
フランス
ドイツ
オーストリア
オランダ
スペイン
ベルギー
スイス
ロシア
ブラジル
チリ
コロンビア
ペルー
エジプト
南アフリカ
ナイジェリア
公式料金表へ

・通常第1地帯−国際小包第1地帯−EMS第1地帯(東アジア)の比較
東アジアの第1地帯国際郵便料金比較





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