国際郵便では送れない物が規定されています。送れない品物を送ろうとした場合は返送又は没収の他、
輸送できない場合は直接取りに行っていただくことになる場合があります。
規定には以下の種類有ります。
1.郵送禁止品・郵便禁制品・ワシントン条約・IATA航空危険物により送れない品物
・郵送禁止品・郵便禁制品
発火物・爆発物・引火性のある品物などは禁止されています。
個人が間違って送る具体的品名としては、花火・香水・アルコール濃度の高い酒などです。
・ワシントン条約
条約により輸出入が規制された動植物及びその加工品。
漢方薬・毛皮製品・象牙製品などです。
・IATA航空危険物
ガスボンベ(スプレー缶)やリチウム電池などです。
個人が間違って送る具体的品名としては、複数台の携帯電話やスマホ・新品未開封のデジタルカメラ・接着剤・水銀使用体温計・
nintendoスイッチ(リチウム電池が1製品あたり3個使用)などです。
腐食性物質(素手でさわれない毛染め液)などはメーカーによる安全確認書類(MSDS)を
別途提出してからでないと送れません。
リチウム電池を含む製品を送る場合は下記のページを見てください。
リチウム電池を使う製品をEMS航空便で海外発送の方法(国際郵便)
2014.1から追加された航空危険物
・動物又は植物由来の繊維(燃焼したもの又は湿潤しているもの)
・魚粉
・薫蒸した運送容器
・乾草類(干し草やワラ等)
・オキアミ
・油が付着した布きれ
・濡れている汚染した布(紡毛製のものを含みます)
関連サイト
国際郵便として送れないもの
万国郵便条約に基づく禁制品
ワシントン条約
2.送り方により送れない品物
☆EMS
貴重品として規定している下記のもの
・硬貨、銀行券、紙幣
・各種の持参人払有価証券、旅行小切手
・加工したまたは加工していない白金、金または銀、珠玉、宝石その他の貴重品
貴重品は通常郵便物または小包郵便物として書留または保険付きとして送ることが出来る国があります。
☆航空便・SAL便・船便
前述の国際郵便として送れないもの
に記載されている航空危険物。
リチウム電池を含む製品を航空便で送りたい場合の条件はこちらです。
送れるのはリチウム電池を機器(デジカメやパソコンや携帯電話)に組み込んだ状態であること。
4個までのリチウム単電池(セル)または2個までのリチウム組電池(バッテリー)を1梱包で送れる。
つまり
リチウム電池単体またはリチウム電池を機器の外に出した状態では送れない。
デジカメにリチウム単電池2本を入れた状態で、デジカメ3台は1梱包では送れない。
ムービーカメラにリチウム組電池(バッテリー)1つを入れた状態で、ムービーカメラ3台は1梱包では送れない。
本体及び携帯コントローラー2組がセットされている任天堂スイッチは1梱包では送れない。
3.相手国により送れない品物
国際郵便条件表[随時更新されています]により
相手国が送れないと規定している品物については送れません。
主な国の禁制品についてのリンクです。
中華人民共和国の禁制品
┗貴重品・硬貨、銀行券など
アメリカ合衆国の禁制品
┗たばこ・牛肉・酒精飲料(お酒)・富くじ等(くじ付き葉書は含まない)・オリーブオイルなど
韓国(大韓民国)の禁制品
┗塩・肉製品等など
カナダの禁制品
┗貴重品・酒精飲料(お酒)・肉・果実又は野菜の缶詰など
オーストラリアの禁制品
┗果物、野菜・銀行券・肉製品など
★ご注意
条件付き許容物品で「関係機関の許可」や「名あて国の関係当局の許可」などの
記載のある場合、全ての手続を差出人がすることになりますので
個人が個人に送るのは面倒なので自分でできないのなら事実上無理とお考えください。
明確に書いていないことは、日本の郵便局や税関では一切わかりませんので
相手国の大使館のウエブサイトまたは大使館に電話して聞いてみてください。
大使館に担当者がいない場合は、相手国の輸入や輸出を担当する部署の電話番号や
ウエブサイトを聞いて相手国内での情報をについて直接問い合わせるか、
輸出や輸入の業務を代行する国際宅配便の会社にお問い合せください。
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