普通郵便を追跡する(大事な郵便を届く確率を上げる技)書留特定記録郵便物等受領証





 大事な郵便は書留で出すのが社会の常識となっていますが、そこまで厳格さや料金をかけたくない場合もありますし
逆に可能な限り厳格で明確な方法をとってほしいとの要望もあります。最近では保障を求めるほどではないが普通に出される郵便物で
配達は受取人宅の郵便受箱(集合ポスト)等にそのまま投函して欲しい方法のいわゆる「普通郵便」を利用する際に、その郵便を
出した記録と配達したデータ記録をしてほしいという追跡できる方法で出したいとの要望もあります。そのような要望がある場合に
どのような方法をとればどこまでできるのか、可能な限りできる方法を解説いたします。
 顔の見えない「ネット(オークション・掲示板・SNSサイト)での取引や交換」の利用や公共職業安定所(職安)などでの
好条件の求人に対する履歴書の送付、などについては「受け取っていないと言われる確率が高い」傾向にありますので
記録付きで送るのが重要です。
 全部読んでいられないと言う方は、普通郵便を追跡したいのなら窓口で 特定記録付加にしてください。
確実に手渡ししたという記録を残したい方は窓口で 簡易書留付加にしてください。

窓口に行かない方はコンビニでレターパックに入るサイズなら買って利用してください。
レターパックは輸送に耐えられる封筒代と追跡できる番号が付いた便利商品です。送料は購入時に支払います。
レターパックのような大きな梱包を利用したくない場合は、信書が入っていないのなら利用拡大のゆうパケットの利用がよいです。
レターパック利用解説
コンビニでレターパックを買う

2016年10月からはA4で3.0cm以下1kgまでの荷物が安く手軽に送れる新商品が個人利用者も利用できるようになりました。
今まで契約者だけだっさい厚さ制運賃が個人にも利用拡大されています
ゆうパケット[追跡可能メール便]

証明と記録の有無の比較
種類 引受 輸送 配達

便














便






















便



















便



普通の無記録郵便 ××××××××
レターパックライト ×××××
レターパックプラス ×××××
特定記録 ×××××
書留簡易書留 ×××××
一般書留 ×××
ゆうパケット ×××××
ゆうパック ××××
追跡の記録・入力には11又は12桁のお問い合わせ番号が利用されます


関連リンク
簡易書留郵便物・一般書留郵便物等の発送(手渡し補償あり)
特定記録郵便物等の発送方法(投函データのみの追跡あり)
郵便物の配達受取の方法
不在留置の書留郵便物等の窓口受取方法
追跡データの見方


●差出人の自助努力:無料
 まずは差出人ができる事故防止の方法です。郵便物は、街のポストに多種多様な郵便物や荷物やレターパックとともに投函され
郵便局では機械処理できるかどうかの選別処理が行われ、物理的に6.0mm以下になった定形郵便物は高速自動仕分け機械にて
郵便番号ごとに仕分けられ、物理的に6.0mm以下にならない郵便物や定形外郵便物や速達や特殊扱いは手作業で仕分けられます。
仕分けた後は、仕分けルールに沿って機械や輪ゴムでまとめられ、方面別に詰め込み、輸送の拠点となる郵便局に運ばれます。
 輸送の拠点から配達局までと配達局から配達までには、トラックの荷台でシートベルトしていない荷物が飛び跳ねたり
航空輸送中ではベルトせずにいるため荷物室やフライトコンテナ内で宙に舞ったり、配達中はオートバイの荷台で揺さぶられながら
移動します。


○輸送に耐えられる梱包
いくつかのポイントがあります
・書類郵送用ではない薄い封筒を利用すると機械処理中に破損
・書類用の封筒に固形物を入れると物理的厚みチェック中に破損
・書類用の封筒に何十枚もの書類や本を入れると封筒が破損
安い封筒・弱い封筒・多少濡れただけで溶ける封筒は避けた方が無難です
弱い封筒とは、コンビニのビニール袋・コーティング等されていない紙袋なども含みます

封筒を望むのならレターパック封筒
重い品物や堅い品物、本などを送るのなら段ボール箱の利用も可能です
(最大サイズは3辺合計90cmで最大長は60cm)
輸送中には他の郵便物の荷重が10kgか20kg程度分上に乗る場合もあります

参考
レターパック利用解説


○はっきり明確に宛名記載し確実な差し出し
予定通り届かない確率が高くなる事例があります。
省略や明確に書いていない場合があると配達できずに差出人に戻される場合と、不明確なら全く違う都道府県に送られてしまう場合と
似た住所や同じ住所の別棟に配達され、送りたい相手に届かない事例が出てきます。
・郵便番号が省略されている
・都道府県名が省略されている
・市区町村名・町名が明確に書かれていない・間違えて書かれている
・共同住宅なのに建物名称が書かれていない・間違えて書かれている
・共同住宅なのに部屋番号が書かれていない・間違えて書かれている
・受取人の名前が名字と名前の双方が書かれていない・間違えて書かれている
・赤枠に7桁の郵便番号が書かれていない(機械処理される小型郵便の場合:定形で厚み0.6cm以下)
・宛名部分に郵便番号・住所以外が書かれている(機械処理される小型郵便の場合:定形で厚み0.6cm以下)
・郵便番号等書かれているが機械が誤読するスタイル(機械処理される小型郵便の場合:定形で厚み0.6cm以下)
・縦書きで漢数字を使用する場合は、はっきり誰でもわかるような書き方にしていない
・水性ペンで記載したため雨等で滲んだりして読めなくなる
・コーティングされたツルツル面に油性ペンで書いたため擦れてインクが削られ読めなくなる
・宛先を書いた紙をセロテープで貼っただけのためテープは切れて行方不明になる
・宛先を書いた紙を糊でツルツル面等に貼っただけのため剥がれて行方不明になる
・街の郵便差出箱(ポスト)に入れるのなら曜日別の回収時間に注意(最終取集時間は午前8時以降)
・封は糊とセロテープの併用。セロテープで留めただけ、安い封筒に最初から付いている糊だけだと剥がれます

なお、市区町村名・建物名称・部屋番号・名前が省略されている場合は配達しない場合があります
配達できない場合は、返送しますので自分の郵便番号住所氏名も裏面にハッキリ記載します

参考
こんな郵便(年賀状)が無事に届かない(不着理由解説)


○他人にアドバイスしてもらうには郵便窓口へ
 自分では大丈夫だと思っても、本当に大丈夫かは他人に見て確認してもらってください。
身近な誰かに確認してもらえない場合は、郵便窓口に出して確認してもらってください。
確認を依頼された窓口担当者は明確な間違いがないかの確認を行い、必要とあらば
下記に記載するオプションの利用をお勧めいたします。
 郵便番号がない・都道府県が書いていない・差出人名が書いていない・貼られた切手料金が間違っている
などを指摘される方が多くいます。


○窓口に行かないのなら郵便料金には注意
 これだけ書いても窓口には行かず、切手貼って郵便差出箱(ポスト)に入れる方は多いと思いますが
郵便料金には注意してください。急ぎ表記していない郵便物は料金不足の場合は差出人に戻します。
差出人に戻るのは郵便差出箱(ポスト)に入れた1〜3日後になります。
 差出人に戻らない場合は受取人に配達されますが料金不足徴収の手続きのため、不足していない場合に比較すると
1〜3日程度配達が遅くなる場合があります。
 料金不足の場合、受取人が支払わずにそのまま捨てる事例もありますので注意してください。
なお、会社宛ですと顧客からの郵便ではないと判断されると料金不足の不足分を支払わない受取拒否をしてきます。
この時、差出人の住所氏名が書いていないと差出人には戻らず受取人にも届いていない迷子郵便になります。これは
特に若い人の履歴書郵送に多く見られます(なお外装に記載がしていない場合は中を確認します)。

料金不足は届かなくても届いても大幅に遅れることになりますので注意してください。
特にコンビニ店員に聞いてもわからないと言われたり適当または間違った回答をされる場合があります。

よくあるポスト投函される郵便料金の間違い
・昔の料金分の切手が貼られている(はがき52円・封筒80円)
・定形封筒なのに、葉書料金(2017年現在、62円切手)が貼られている
・定形外なのに定形郵便料金が(2017年現在、82円切手)貼られている
・定形封筒で定形サイズだが重量が25gを超えているのに25g以内の82円分しか貼られていない
・紙1枚の見た目[はがき]だが、大きさや重さが第二種郵便規定を超えているのに62円分しか貼られていない
・紙1枚の大きさは[はがき]だが、「郵便はがき」と記載されていないので定形扱いなのに62円分しか貼られていない
・サイズは[はがき]だがシールや物品を貼り付け、第二種郵便規定を超えているのに62円分しか貼られていない
・250gを超えている書類なのに速達料金分として280円しか追加で貼られていない


新郵便料金
82円切手が必要な懸賞応募はがき
第二種郵便物の料金(郵便はがき・圧着葉書)サイズや規定について
第一種郵便物の料金(定形・定形外郵便)定形外普通郵便の厚み制限

●郵便物にオプションを付け安全性を向上させる方法の解説
 差し出したい郵便物にオプションを付けると安全に送れる効果が出てきます。何もオプションを付けないと
雑多な郵便物を大量に機械処理するため機械との相性の悪い手書き文字や形状だと遅延が発生し
翌日配達率も落ちたりするのが実情です。それらを回避するためには特殊扱いを活用しましょう。

 郵便物を作り上げたら(封筒や箱に入れた状態で宛先や差出人の双方を明確に書いた状態)郵便局に行き
郵便窓口にてどの取り扱いを希望するかを伝えて発送を依頼してください。料金を支払うと領収証書と
追跡番号のある特殊扱いを希望される場合は特定記録番号や書留番号の記載された控えが渡されます。
配達完了のデータが登録され、受取人が受け取った確認が取れるまでは保管をしておきます。


○転送不要・不在届提出時留置不可
この指示は特殊扱いではありませんが安全性が向上する部分があります
郵便局側では表示しませんので、差出人が郵便物表面に明確に表示をします
・第三者の意図的作為的な虚偽の届けによる遅延や転送が防げます


○配達日指定
安全性が向上する部分
・翌日に配達はされないが翌々日以降の指定日に配達される(遅延対策)
・機械処理されないため機械損傷がない

参考
配達指定日・配達時間帯指定郵便の出し方


○速達
安全性が向上する部分
・手作業での区分のため損傷が少ない
・一番速い輸送がされるので遅延対策になる
・訪問して直接手渡しされる場合も多いので確実さは高い


○特定記録
安全性が向上する部分
・窓口差し出しで記録付きで出したという証明がもらえる
・授受時間が明確で窓口では引受数が記録され対面授受で輸送部門に渡されるため残留対策になる
・手作業で区分されるので遅延対策になる
・到着と配達された日時がデータとして記録され、追跡サービスで差出人も見られる
・普通郵便を追跡したい場合に利用され受取人に手間を取らせない最初から受箱投函される配達方法です
・特定記録+速達を利用されるのなら、専用伝票利用になりますが配達時間帯指定郵便を利用されるとお安くなります
併用するとより効果のある特殊取扱
[速達]


特定記録追跡の輸送管理と追跡記録(赤字はインターネットで見られます)
引受窓口で引受→引受窓口から引渡[通数管理]発送→郵便部特殊係引渡[通数管理]受領→(全国差立区分)→
郵便部特殊係輸送[ケース数管理]発送→郵便部発着係[台車数管理]発送→(トラックで引受郵便局を担当する拠点へ)
引受郵便局を管轄する拠点(統括局)
郵便輸送部[台車数管理]確認→郵便特殊部[ケース数管理]確認→(全国差立区分)→
郵便特殊部[ケース数管理]発送→郵便輸送部[台車数管理]発送→(トラックで配達郵便局を担当する拠点へ)
配達郵便局を管轄する拠点(統括局)
郵便輸送部[台車数管理]確認→郵便特殊部[ケース数管理]確認→(管内差立区分)→
郵便特殊部[ケース数管理]発送→郵便輸送部[台車数管理]発送→(トラックで配達郵便局へ)
配達郵便局
郵便部発着係[台車数管理]確認→郵便部特殊係[ケース数管理]確認→(事前区分)−到着&配達予定日入力
配達区画ごとに配達区分→配達員受入&持ち出し入力→(配達出発)→配達先受箱投函時配達完了データ登録(又は不在持戻登録)
帰局後入力データ整合性チェック(受入数=配達完了+持ち戻り)

・特定記録追跡データの一例
特定記録追跡データ

参考
配達指定日・配達時間帯指定郵便の出し方


○簡易書留
安全性が向上する部分
・窓口差し出しで記録付きで出したという証明がもらえる
・授受時間が明確で窓口では引受数が記録され対面授受で輸送部門に渡されるため残留対策になる
・手作業で区分されるので遅延対策になる
・到着と配達された日時がデータと受け取りの書面記録として記録され、追跡サービスで時間データは差出人も見られる
・受箱投函だと配達後の盗難や受け取っただけで放置される場合があるので、確実に手渡しされる配達方法
併用するとより効果のある特殊取扱
[速達]

簡易書留追跡の記録(赤字はインターネットで見られます)
引受窓口〜統括局の部分は特定記録と同じです

配達郵便局
郵便部発着係[台車数管理]確認→郵便部特殊係[ケース数管理]確認→(事前区分)−特殊係到着&配達予定日入力
特殊係配達区画ごとに配達区分→特殊係配達区分ごとの交付票[通数・番号管理]作成→特殊係と配達員が授受→
配達員交付票[通数管理]確認→配達員受入[番号管理]配達先配達完了データ登録(又は不在持戻登録)
昼前配達員返納票作成[通数管理]→特殊係返納受入[通数管理](持戻数及び配達完了数)→
→配達員残数確認(残数=受入数−返納済み(配達完了数+持ち戻り))→昼ご飯→出発&配達→
夕方配達員返納票作成[通数・番号管理]→特殊係返納受入[通数管理](受入数−昼前返納−配達完了数−持ち戻り=0)→
管理者が配達員全員分業務管理し完了

・簡易書留追跡データの一例
簡易書留追跡データ


○一般書留
安全性が向上する部分
・窓口差し出しで記録付きで出したという証明がもらえる
・授受時間が明確で窓口では引受数が記録され対面授受で輸送部門に渡されるため残留対策になる
・手作業で区分されるので遅延対策になる
・どこの統括局宛てに送るかの登録を再度するので間違えて送られることが少なくなり遅延対策になる
・各便ごとに受け入れした通数と、発送登録した通数を照合するので残留や遅延対策になる
・輸送の途中経過も同様に記録が取られ発送登録の流れが追跡サービスで[発送ステータス]で確認できる
・到着と配達された日時がデータと受け取りの書面記録として記録され、追跡サービスで時間データは差出人も見られる
・受箱投函だと配達後の盗難や受け取っただけで放置される場合があるので、確実に手渡しされる配達方法
併用するとより効果のある特殊取扱
[速達]

一般書留の追跡記録(簡易書留と違う部分のみ記載)(赤字はインターネットで見られます)
引受窓口で引受→引受窓口から引渡[通数管理]発送→郵便部特殊係引渡[通数管理]受領→(差立区分)→
宛先統括局ごとに間違いがないか確認しながら輸送便と宛局と書留番号のリンク登録[宛地&番号&通数管理]→
発送データのリンク登録数と引渡を受け入れた通数が合致することを確認→封緘し郵便部発着係へ
引受郵便局を管轄する拠点(統括局)
郵便特殊部[番号&通数管理]確認→(全国差立区分)→
宛先統括局ごとに間違いがないか確認しながら輸送便と宛局と書留番号のリンク登録[宛地&番号&通数管理]→
発送データのリンク登録数と受け入れた通数が合致することを確認→封緘し郵便輸送部へ
配達郵便局を管轄する拠点(統括局)
郵便特殊部[番号&通数管理]確認→(管内差立区分)→
配達郵便局ごとに間違いがないか確認しながら輸送便と宛局と書留番号のリンク登録[宛地&番号&通数管理]→
発送データのリンク登録数と受け入れた通数が合致することを確認→封緘し郵便輸送部へ
配達郵便局
郵便部特殊係[番号&通数管理]確認→以下簡易書留と同様

・一般書留追跡データの一例
一般書留追跡データ


○一般書留+配達証明
安全性が向上する部分(一般書留に加えて利点となる部分の使い方)
・配達された証明として配達証明葉書が届く
・配達証明葉書が届いたら受取人に間違いなく受領したかの確認ができる
・配達証明葉書が届かないなら、追跡データで確認し不在持ち戻りなら受け取るように連絡できる
併用するとより効果のある特殊取扱
[速達]


○一般書留+本人限定受取
安全性が向上する部分(一般書留に加えて利点となる部分の使い方)
・事前に通知書で定められた本人確認資料を用意してないと配達がされない(本人以外には配達しない)
・配達時の紛失対策として、郵便局の窓口限定でお渡しする「基本型」の取り扱いがある
・偽名利用者や誤配先訪問や空き巣等には配達はされない(本人以外には配達しない)
併用できる特殊取扱
[速達][配達証明]



「書留・特定記録郵便物等受領証」のもらいかた
 書留(簡易書留・一般書留)や特定記録郵便物を郵便窓口に出すときは管理のため書留等のバーコードラベルが貼られます。
そのバーコードの番号と出した証明資料として「書留・特定記録郵便物等受領証」が差出人に渡されます。
「書留・特定記録郵便物等受領証」には、
・差出人住所と氏名
・受取人氏名・お問い合わせ番号・申出損害要償額・摘要
・出した場所・日付の日付印
が記されています。
「書留・特定記録郵便物等受領証」は差出人が複写式を希望する会社などの場合は、事前にカウンターで記載して用意していただき
差し出し時に郵便物等と共に窓口に出していただきます。
差出人が用意していない場合は、窓口担当者が作成します。
窓口担当者が作成する場合で、差出人さんから指定の形式がある場合は差し出し時にお伝えください。
複写先の場合は、手書きする方には「書留・特定記録郵便物等差出票」と記載されています。


2016年からは現金封筒の「現金書留票」は廃止されました。現金封筒利用も現金封筒を利用しない現金書留も
どちらも複写式の控え又は、レシート式で提供されます。



「書留・特定記録郵便物等受領証」の形式と利点についての解説
○複写用紙形式+手書き
複写用紙に手書きする昔ながらのやり方です。
一番無難でオーソドックスかもしれません。

・利点
3件までの受領証はB7サイズ(縦91mm横128mm)でコンパクト
10件までの受領証はB6サイズ(縦122mm横128mm)でコンパクト
永久保存に向いています

・欠点
手書きする必要がある
手書きの番号が間違っている場合がある
「書留・特定記録郵便物等受領証」複写用紙形式+手書き
複写用紙形式+手書き大きい画像

○複写用紙形式+機械印字
複写用紙に差出人と受取人を手書きし書留番号と摘要は ペンスキャナにより読み込む機械印字がされます。
窓口事務機にスキャナ機能が搭載され、この機械をおいているところが少なくなりつつあります。

・利点
3件までの受領証はB7サイズ(縦91mm横128mm)でコンパクト
10件までの受領証はB6サイズ(縦122mm横128mm)でコンパクト
機械で印字できるのでお客さんが手書きしてくれると素早く終わります
・欠点
手書きする必要があります
機械が壊れると利用できなくなります
「書留・特定記録郵便物等受領証」複写用紙形式+機械印字
複写用紙形式+機械印字大きい画像

○スキャナ読みとりレシート印字形式
今現在、主流となりつつある方式です。
書留等とする郵便物のみを窓口に出された場合には窓口担当者が受領証を作成します。
窓口担当者が15回ぐらいボタンを押して画像読み込みと印字内容を登録し発行されます。

・利点
手書きする必要は一切ないです
レシート印字形式だけだとコンパクトにまとまります
書いた文字がそのまま印字されるのでわかりやすいです
1通だと長さ21cmぐらいで領収証書より少し長いくらいです

・欠点
細いボールペンで書くと写りにくいです
広く長く書いてあると読みとれる10cm位分のみ印字されます
階調が高くないので白地に黒い文字ではっきり書いていない場合はうまく読みとれない場合があります
窓口担当者が操作方法を習熟していない場合は、「手書きでいいか」と代替案を出してくる場合があります
感熱紙ですので7年くらいは大丈夫ですが、永久保存には向いていません
複数出すと長くなります、10通出すと70cmくらいになります
「書留・特定記録郵便物等受領証」スキャナ読みとりレシート印字形式
スキャナ読みとりレシート印字形式大きい画像

○スキャナ読みとりA4用紙印刷形式
差出人からA4形式と指定された場合とレシート形式を押さなかった場合にこの方法になります。

・利点
手書きする必要は一切ないです
レシート印字よりきれいに印字が可能です
書いた文字がそのまま印字されるのでわかりやすいです
レーザープリンタ印字ですので長期保存に向いています
裏面が白い紙ですので何かに再利用できます
・欠点
A4用紙1枚に4件までしか印字できません
広く長く書いてあると10cm位分のみ印字されます
窓口担当者が操作方法を習熟していない場合は、「手書きでいいか」と代替案を出してくる場合があります
「書留・特定記録郵便物等受領証」スキャナ読みとりA4用紙印刷形式
スキャナ読みとりA4用紙印刷形式大きい画像

○WEBプリント形式
郵便や書留や普通ゆうパックのあて名シールや伝票を家庭用のプリンターでも印刷できるようにした
WEBサービスのWebプリントサービス を利用した場合の形式です。
一般のお客さんも制限なく利用可能です。

・利点
WEBシステム利用で住所録からあて名ラベルに書留バーコードも印字されるので定期的に利用する人には便利です
登録も印字もパソコン利用ですので、方法を習熟すれば一番簡単です
・欠点
個人が1通出すような場合は用意にかかる時間の方が多いかもしれません
システムを利用するパソコンとプリンタとA4用紙とタックシールが必要となります
窓口担当者が、自局管理外のバーコード引き受けの方法を習熟していない場合は、時間がかかる場合があります
「書留・特定記録郵便物等受領証」WEBプリント形式
WEBプリント形式大きい画像

○その他形式
大口のお客さんはお客さんは側で控えとなる受領証をすべて作ることも可能です。
複写式の差出人欄の印刷から、書留バーコードの印字とその控えすべてを作成することも可能です。

・利点
お客さん側ですべての管理をすることが可能です
・欠点
利用する方法は郵便局と相談することになります
書留バーコードは規定がありますので事前に郵便局の検査が必要です

●ニョロで途中が省略された場合の番号特定方法
 書留や特定記録を多数出される場合、お客さんで全て手書きをする場合に活用される受領証ですが
大口のお客さんは下記の画像のように最初は11桁全てを書きますが、途中は省略し最後の書留の
番号だけ書くのが通例になっています(最後の書留は11桁ではなく後半6桁のみの場合もある)。
 ただし、一般のお客さんに対してはこの方法は基本的にはやらないことにはなっておりますが
ごくまれに常連で多数の書留等を出すお客さん同様に対応し最初と最後の書留番号しか書かない
窓口担当者がいるようで、常連ではないお客様には途中の省略された書留類の番号が推測できない
事例があるようです。
 というわけで、推測できない場合は全桁または最後の変化する部分だけはわかりやすく書いて
もらうのが賢い利用方法といえます。
手書きを強く希望される方に対して窓口担当者は「最初と最後の番号だけでいいですか?」
「途中は省略形でいいですか?」と聞いてくると思いますので省略が困るのなら言ってください。
途中を省略してもいいのなら「にょろ」や「ニョロでいい」という言い方で通用すると思います。

・ニョロで省略された「書留・特定記録郵便物等受領証」
「書留・特定記録郵便物等受領証」ニョロで省略
ニョロで省略大きい画像

同上をテキスト可したもの
郵便太郎 675-60-24127-6
郵便一郎  〜
郵便二郎  〜
郵便三郎  〜
郵便四郎  〜
郵便五郎  〜
郵便六郎  〜
郵便七郎  〜
郵便八郎  〜
郵便花子 675-60-24136-1


上記テキストの「〜」で表現されている部分が「にょろ」で省略されている部分です。
書留等の11桁の最後の11桁目の部分は、その11桁の番号の1桁目から10桁目を10桁の数値としてその数字を
7で割った余りの数字が最後の1桁となります(チェックデジットセブンチェック)。
つまり書留の番号を11桁の数字としてみると、番号は11ずつ増え、最後の1桁は0〜6の繰り返しとなります。

よって上記の場合、下記のようになります。
郵便太郎 675-60-24127-6
郵便一郎 675-60-24128-0
郵便二郎 675-60-24129-1
郵便三郎 675-60-24130-2
郵便四郎 675-60-24131-3
郵便五郎 675-60-24132-4
郵便六郎 675-60-24133-5
郵便七郎 675-60-24134-6
郵便八郎 675-60-24135-0
郵便花子 675-60-24136-1




参考
書留の番号体系
スタートコード:c
1桁目:種別
 0:郵便物貼付用として利用なし
 1:一般書留
 2:現金書留
 3:簡易書留
 4:簡易書留
 5:特定記録
 6:特定記録
 7:一般書留代引
 8:簡易代引
 9:簡易書留(利用者表示の大口利用に限る2018/04)
2〜3桁目:地域
 :現在は地域での区分はされず?
4〜5桁目:区分
 00〜59:個別貼付バーコード向け
 60〜99:大口事前割当印字向け
6〜10桁目:連続番号
 00000〜99999:
11桁目:チェックデジット(セブンチェック)
 0〜6:
エンドコード:c


関連サイト
郵便利用のQ&Aいろいろ

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